継手、仕口

このページは、峠の工房で使われている、仕口、継手の、一部を紹介しています。
ホゾ差し割クサビ打ち ホゾ差し割クサビ打ちは、ほぞ穴を扇状に掘って、ホゾを差した後に、クサビを打ち、固定します、
丈夫な仕口なので、峠の工房では、もっともよく使う仕口です。
ホゾ差し回しアリ
(自作造語)
ホゾ差し回しアリは、まずホゾを作り、根元の部分がホゾと同じ幅になるように、
斜めに削ると、小さなアリが出来ます、
次にホゾとして差して、45度回すと抜けなくなります。
寄せアリ 寄せありは、アリ壺の横に、アリが入る大きさに掘って、
組んだ後スライドさせると、アリとして機能します、横の穴は後で埋めます
テーブルの下面等、目立たない所に適しています。


シノ差しアリ シノ差しアリは、アリをホゾのように差します、するとアリとアリ坪の間に、すき間が出来ます、
そこで、あらかじめ掘っておいた溝からシノを差すと、アリとして機能します、
斜め寄せアリ
(自作造語)
斜め寄せアリは、アリ壺を斜めに、長く掘る事により、ホゾのように差して、
横にスライドさせると、アリとして機能します。
ホゾ差しアリ
割クサビ打ち
ホゾ差しアリは、後からクサビを打ちこめない時に、ホゾとクサビを一緒に打ち込んで
中でホゾを広げて、抜けない様にします、
もし失敗すると修正出来ない為、写真の様にクサビとして使うと有効です。
ロックノッチ ロックノッチは、ログハウスを作る時によく使いますが、
峠の工房では、家具に応用しています、
この方法は、丸太や枝など不定形の木を固定するのに適しています。
両面アリ(自作造語) 一般的にアリは、上面又は側面の、どちらか一方を、アリの形に加工しますが、
両面アリは、上面と側面の両方をアリの形に加工する事により、どちらの方向にも
抜けない構造になっています。